力の方向 -ダブルストローク編-

あまり取り沙汰されることはありませんが、ダブルストロークにも
ストロークセオリーは通用します。
シングルストロークと同様に、動きを覚えておけばセット間の移動が
格段に良くなるので、身に着けておきたいテクニックのひとつです。
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モーラーで叩くルーディメンツ1 ~ダブルストローク~

9月10月とモーラー奏法の概要を書きましたが、
実際の演奏で使うためには、今まで使っていたテクニックを
モーラーに変換していく練習が必要です。(今まで練習したテクニックが
モーラーの習得を阻害する可能性があるためです。このあたりもそのうち解説したいと思います) 続きを読む

モーラー奏法3 ~強弱と精度~

今回は、モーラー奏法のダイナミクス(強弱)について書いていきたいと思います。

モーラー奏法は、アクセントをつける奏法だと最初に説明しましたが、
ダイナミクス(強弱をつけた表現)はどうでしょうか?
一般的なストロークセオリーと比較してみたいと思います。 続きを読む

モーラー奏法2 ~できること、できないこと~

前回、モーラー奏法とは何か?を大まかに(ホント大まかに)解説しました。
今度は、実際にモーラー奏法を使い演奏するに当たって、
できることと、できないこと、もっと正確に言えば、
モーラー奏法が得意なこと、不得意なことを解説してみたいと思います。

モーラー奏法といえば、パワーやスピードというイメージを持つ方が多いと思いますので、
今回はスピードに焦点を当ててみていきます。 続きを読む

モーラー奏法1 ~モーラー奏法とは?~

最近ではモーラー奏法も知名度が上がってきたと思いますが、
それ故、誤解や偏見も多く見受けられます。
知らない方には、どういった奏法なのかを知ってもらい、
実際使っている方には、さらに上手く活用できるように、
何回かに分けて記事を書いていきたいと思います。 続きを読む

ルーディメンツをカッコ良く聞かせる! -Drag編-

ハンドテクニックの基礎、ひいてはドラムの基礎とまで呼ばれるルーディメンツですが、
どういう風に叩いたらカッコ良いのか?
ということで今回は、ドラッグ(Drag)というルーディメンツを例にとってやってみます。

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まず、ドラッグの叩き方ですが、
装飾音をきちっとリズムに当てはめてみます。
Ex-1
001
16分音符の頭にアクセント、2つ目をダブル、3,4つめはノーアクセント。
タンタカタンタン、タンタカタンタン。
ここまでで、ドラッグの完成度は50%

Ex-2
002
次のステップは、音量を3段階に分けます。
1発目のアクセントは1番強く、3,4発目は2番目に強く、ダブルは1番小さく叩きます。
これによって、装飾音とそうでない音符に違いを持たせます。(つまり、装飾音符である意味を持たせます)
スティックの振り幅(高さ)を3段階に分けることを意識すると良いです。

ちなみにDom Famularoは彼の教則本It’s Your Moveの中で、
フルストローク、ハーフストローク、ローストロークと高さを3段階に分けて
ストロークを説明しています。
ここではその考え方をドラッグに応用しています。
でもまだドラッグの完成度は75%

Ex-3
003
いよいよ最後の仕上げです。
16分の2つ目に叩いていたダブルを、32分後ろにずらして叩きます。
文面にすると、ものすごくわかり辛いですが、こういうことです。
004
譜面にしてもわかり辛いですね(笑
動画を見ましょう。
口で言うと、ターンッタカタンタン、ターンッタカタンタン。
ここまできてようやく100%のドラッグになります。

Ex-4
005
では、ドラッグを練習してみましょう。
装飾音符というのはあくまで装飾であって、
基本的には、本音符の音やグルーヴが一番聞こえてこないといけません。
なので、Ex-4のようにドラッグ有りとドラッグ無しを交互に叩いて、
両方同じタンタカ、タンタカというグルーヴが聞こえるよう意識して練習しましょう。

 

以上が、ドラッグをドラッグとして聞かせる方法です。
皆さんは普段ドラッグを50%や75%の状態で叩いていませんか?
こういったテクニックは雑にやればやるほど、上達の妨げになるし、
何より、いつまで経ってもカッコ良いドラムは叩けません。
普段何気なく叩いているテクニックを、今一度見つめなおし
基本に立ち返って練習することも大事なことだと思います。

マッチドで手首の回転を使って叩く

ここまできて速く叩くということは、
いかに少ない動きや力で効率よくスティックをコントロールすること
だと分かったと思います。
これはこれで一つの真理だと思いますが、今度は違ったアプローチを紹介します。

支点を固定し、指を使って叩くストロークは、もっとも速さに秀でる反面、
打面の固さや角度に左右されやすく、
また、小さい筋肉を休みなしで使い続ける(無酸素運動な)ため、
疲れやすいという欠点もあります。
手首を使ったストロークだと、動かす部位(筋肉)が指に比べて大きく、
疲れにくくはありますが、最高速で叩くということに関しては、あまり向いているとはいえません。

そこで、トラディッショナルグリップで使ったような、手首の回転を使います

手の甲を上にして上下に動かす動きと、手首を回転させる動きを比べると、
手首を回転させる動きの方が、速く、もしくはストレス無くスムーズに動かせると思います。
これはごく自然なことで、人間の手は構造上そのようになっているのです。

・回転を使って叩いてみましょう
1)テイクバックを取るときに、外側にひねります。(ジャーマングリップの様に、
手の甲が上を向きます)
2)ひねりを戻すように、内側へ回転させてストロークします。(打面を叩く瞬間は
フレンチグリップ気味になります)
3)打面に当たったスティックがハネ返ったら、叩くときと逆方向に手首を回転させ、
再びテイクバックをとります。以降繰り返し。

基本的な動きは以上のような形で、あとは速くするに従って動作が小さくなり、
最終的には手首の小さな回転だけになります。

フィンガーのようにバウンドを拾いつつ、スティックをホールドしているので、
打面の固さや角度に左右されずに叩くことができます
つまり、シンバル、スネア、タムなど、型さも角度もバラバラなドラムセットを叩くのに、
もっとも適したストロークの形と言えるでしょう。

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指を使うートラディッショナルグリップ編

マッチドグリップと同様に、トラディッショナルグリップでも指を使って
バウンドをコントロールするストロークができます。

・親指
グリップを作り、手のひらが横を向くように構えます。
手首は回転させず固定し、親指だけでスティックを弾ませます。

・人差し指、中指
基本的に、やることは親指の時と一緒です。
やりづらい場合は、手の甲を上に向けて、
バウンドのところで解説したボールをつく動きを思い出してください。

親指でのストロークにも言えるのですが、
スティック(チップ)が打面に対して垂直に入るよう注意しましょう。
打面に当たるときに角度がついていると、スティックが反対方向へハネ返ってしまいます。

どの指でストロークするときも、スティックを真下に弾く意識を持ちましょう。 

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