足で演奏するDouble Note Single

今回は、私がよく使う足のテクニックを紹介します。
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Double Note Singleというのは、
foot016
ダブルノート(8分に対して16分のこと)を混在させ、
それをシングルの手順(RLRL)で叩くフレーズです。

細かい足順などは、以前紹介した記事を参考にしていただくとして、
活用法やエクササイズを紹介します。

ex)
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foot018
どっかで聞いたことありそうなリズムですね(笑

連打に対し装飾的に使うことで、
スピード感のあるフレーズを作ることができます。

〔エクササイズ〕
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ダブルノートの場所を、16分音符ひとつずつ、ずらしていきます。
小節が変わるところで、足の動きが変わります。
初めはゆっくり動きを確認しながら練習すると良いです。

こういったフレーズを作ったり練習したりするのに、
よく参考にしたのが、Aquiles PriesterやScott Travisなど。
Scottは、RACER XJudas Priestで活躍してるドラマー。

二人とも、連打だけではないツーバスの使い方に定評がある
すばらしいドラマーです。

バスドラム4連打

バスドラムの4連打を使って、フィルを叩きます。

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まずはフレーズを、一音ずつ確認しながら練習します。
遅いテンポで、確実に叩くことが大事です。

次は、スピードを上げていきます。
ある程度のところまでは、一打ずつしっかり叩いても出来ますが、
さらに速く演奏するためには、叩き方を変える必要があります。

使うテクニックは、ルーディメントで言うところの「シングルストローク4」です。
片手ずつの動きはダブルストロークのそれで、ワンモーションで4発叩きます。

それを足に応用します。
言葉で書くとややこしいですが、左右のダブルキックを間にかませるイメージです。

この叩き方で演奏すると、4連打を粒立ち良く安定して踏むことが出来ます。
今回は、フィルインとして使いましたが、ビートで使ってもカッコ良いし、
手とコンビネーションさせて、高速フレーズを叩くことも出来ます。

慣れてしまえば、使いやすいフレーズなのでオススメです!

ツーバス、ツインペダル踏み方いろいろ

当サイトでは、両足のテクニックはアップダウン奏法を使い、
さまざまなフレーズやリズムを紹介しています。

ですが、最近は両足のテクニックも沢山の踏み方が紹介され、
多くのドラマーが研究実践しています。
今回は、いくつかの代表的な踏み方と、僕自身がやってみた所感を
書いていこうと思います。

ちなみに、僕自身は、フラットフットとアップダウンをメインに使っているので、
その他の踏み方は練習して感じたことなんかを書いていきます。

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まずは、ダブルストローク。
目下、一番練習している奏法ですw
手と同じようにさまざまなフレーズに発展させることができます。
速いメタルビートのようにスネアを裏で打つと、ちょうど左手のスネアと
左足のダブルが噛み合うので、エクストリームメタル系のドラマーが
最近よく使うイメージです。元ドラゴンフォースのDave Mackintoshや、
UnearthのドラマーNick Pierceが使っていて、特にNickは自身のyoutubeチャンネルで
丁寧に解説していますので必見です。しかもトラディッショナルグリップ!

次は、スイベル(swivel)テクニック。
カカトを左右に振りながら踏むのが特徴です。
やってみて僕が思ったのは、フラットフットでやる動きの負担を軽くするために
足を振って力を逃がしている状態。また完全な上下動だと、物理的に力が0になるポイントが
発生するため、それを回避するために円運動(8の字)に近い動きになっていると思われます。
このテクニックを使うことで特に有名なのが、NileのドラマーGeorge Kollias。
しかし、本人がクリニックで言っていましたが、速く踏むために一番良い踏み方や、
足の置く位置を探していたらそういう動きになったらしく、意図的にカカトを振っているのでは
ないそうです。実際、彼のプレイを見てもスイベルしてるのは左足だけなんですよね。
あと、Dom FamularoのPedal Controlという教則本に2ページほどHeel Swiveling Motion
という項目で解説されています。CDと映像で確認できますが、正直なところ微妙…です。
ただ文章で解説されているので(英語ですが)、気になった方はチェックされてみると良いと思います。

次はアップダウン奏法。Heel&Toeと言い換えても良いと思います。
手のストロークセオリーがそのまま足に応用できるので、一番汎用性が高いです。
スピードを上げるのはなかなか難しいですが、さまざまなフレーズに対応できます。
この奏法で参考になるのはThomas Langなんですが、アップダウンをメインで使うわけではないし、そもそも本人は基本ヒールダウンで全て踏むと言っていたので、なんとも言えませんw
その他、Steve SmithのDrum Set Technique/History of the U.S. BeatというDVDで丁寧に
解説されています。

最後は、フラットフットと呼ばれるテクニック。
アンクルストロークとも呼ばれ、足首のスナップでペダルを踏みます。
ヒザやモモなど、足を大きく動かす必要が無いため速く踏めます。
動画の中で速く踏んでいるところがフラットフットです。(ゆっくり踏んでいるところは
フルフット:足全体で踏んでいます)

 

今回4種類の奏法を紹介しました。
それぞれ、得意分野が違う奏法なので、自分のプレイスタイルや
体に合う奏法をチョイスしてもらえれば良いと思います。
大事なことは、どんな踏み方をするかではなく、どんなプレイや音楽をするかなので、
いくら練習しても思ったように踏めないときは、別の踏み方をチャレンジするのも
ひとつの道だと思います。

両足のアップダウンを連打に使う

またまた両足のテクニックの話です。
前回、アップダウンをつかって連打も出来ますよー。と書いたので連打に使ってみました。

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BPMは100~200まで、8分と16分の連打を交互にやっています。
アップダウンを長い連打に使う場合、音の粒やタイミングに気を使います。
右、左足、それぞれアップとダウン、計4種類の奏法が入っているので
全ての音を均等に叩けるようにするのが大変です。

特に、ゆっくりの場合、とても粗が目立つので普段僕はBPM=180くらいまでは
実は普通に踏んでいますw
身も蓋もないですが、表現したいサウンドに合わせて奏法をチョイスするべきだと
思うので、こういったメタル的なビートで使う場合はできるだけ同じ音で連打できる方法を使います。

ですが、アップダウンで連打をすることに利点もあるわワケで、
以前の記事でも書きましたが、足の動きに対して音が2倍出ているので、
リズムには合わせやすく、また、普通に踏むよりもビーターのテイクバックが取れるので
音圧も出しやすいと感じます。

youtubeなどを見ていると、この方法(多分)で、BPM250くらいまでは踏めそうなので、
まだまだ頑張ってみたいと思いますw
速く踏めるようになったらまたHPで紹介しますね。

両足のアップダウン 3st活用法

両足のアップダウンテクニック(Heel&Toe)は、
両手のストロークセオリーをそのまま適用できるので、発展性に優れます。
アップやダウンを組み合わせてフレーズも作れるし、連打も出来ます。

今回は、3st(スリーストローク)を使い、ビートやソロなど、実際の演奏でどう使うのかを
実演を交え解説したいと思います。

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まず、3stですが、
3st_01
足順、ストロークはこんな感じ。
R=右足、L=左足
D=ダウン、U=アップ、T=タップ
動画の冒頭でゆっくりやっていますのでストロークを確認してみてください。

次はビート、
足の3stに単純な8ビートを乗っけていて、
4小節ごとに右手の刻みを変えています。
3st_02
これ以外にも思いついたものがあれば練習してみましょう。
それぞれ、手と足が重なる縦のラインをそろえることを意識して練習すると良いです。

次にやっているのは、オスティナートソロ的なフレーズ。
足の3stは変えずに、両手でフレージングしていきます。
まずは、最初にやっている16分音符のシングルストロークを
バッチリ3stに合わせていく所から。
足が安定したら徐々に遊びを入れていきましょう。

その後演奏しているのは高速バスフレーズ。
BPM=200でドンドコドンドコ。
このフレーズを右足リードでやろうとすると、「R RLR RL」となり、
片足に大きな負担が掛かります。
動画でも説明していますが、足順をオルタネート(左右交互)にすることにより、
足の負担を分散させ、高速なフレーズを可能にしています。

これは、特にアップダウンテクニックの大きな利点で、
こういったショートフレーズを同じセオリーで叩くことが出来ます。
どういうことかと言うと、ドンドコドンドコに限らず、違ったフレーズも
アップやダウンを組み合わせることで作れるのです。
最初に両手のセオリーがそのまま適用できるし、発展性に優れると説明しましたが、
つまり、「両手で出来ることは両足でも出来る」ということなのです。

それを地で行って有名なのはThomas Lang(トーマス・ラング)でしょうか。
Creative ControlCreative Coordination & Advanced Foot Techniqueの2本のDVDが
出ていますが、どちらもオススメです。
日本版なら譜面も対訳もありますが、お手本演奏が速いので集中していないと見過ごしますw

自分はさすがにこの域にまでは達していませんがw
足の使い方等は大変参考にさせていただきました。

最後は、takrockers!!の曲で今回の3stをそのままビートに使った
「洗濯屋みっちゃん」という曲のアウトロ部分。
3st_03
譜面にすると細かいですが、3stをお手本のごとくそのまま使っています。
大事なのは、3stを単なる練習パターンにせず、
曲の流れの中で使えるようにすることです。せっかく練習したパターンも
演奏に使えなかったら、全く意味がないので、
新しく練習したテクニックなどは積極的に使うようにしましょう。

毎回、takrockers!!の曲を題材にテクニックを解説していますが、
実は、曲をレコーディングする際、その時期に練習していたことを
ドラムに取り入れています。ある意味、自分のバンドで実験している感じでしょうか?w
でもそのお陰で、自分のテクニックがブラッシュアップされ、使えるものと使えないものが
見えてくる気がしています。

両足のアップダウン 6ストローク編

今回は、両足のアップダウンをフィルなどのフレーズで使います。

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最初にやっているのはこのフレーズ。
foot012
よくある手足のコンビネーションで、手2発、足4発のフレーズがありますが、
それを、発展させています。

1拍目はスタンダードに手2足4。
2拍目は手を3にしますが、足は1拍目と同じ4発(RLRL)を踏みます。
すると、足の最後の1発が次の拍の頭になるので、そのまま手で6st.Roll
4拍目は、手2足4の変形で、手の6st.Roll(RLLRRL)のLLRRを足のシングル(RLRL)に
置き換えた形として考えると良いと思います。

言葉にすると非常に複雑ですがw
手で叩く回数を変えることで、同じ足のフレーズ(RLRL)を
単調に聞こえさせないようにしているのがポイントです。
3拍目の頭は右手と左足が重なるのでずれないように注意しましょう。

次のフレーズは6st(シックス ストローク)
foot013foot014
左は、6連でよく使われる6st.Rollの手順ですが、
真ん中のダブル(LLRR)を、足のシングル(RLRL)に置き換えた形が右の譜面。

このフレーズは手の6st.Roll同様、スピード感も出るし、
フレーズの後の頭にバスドラムが踏めるので使い勝手が良く、
両足のアップダウンを使えば割と簡単に出来るので至れり尽くせりなフレーズですw

最後は、takrockers!!のSTORMERSという曲のピックアップフィル。
6stを使うことで、スピード感と勢いが出て良いですね!

両足のアップダウン活用法

今回はアップダウンを使って連打します。dkdk(ドコドコ)です。
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アップダウンという名前で呼んでいますが、僕個人的にはあまりこだわりはありません。
世の中的にはHeel&Toe(ヒール&トゥ)という呼称が一般的かと思います。
現段階で僕は同じものとして認識しています。

さて、話が逸れましたが、
アップダウン奏法の利点の一つに、「ワンモーションで2打叩くことができる」というものがあります。
これを利用すると、同じ動きの連打の中に、倍の速度の連打を入れることが出来ます。
言葉にすると、イメージが沸かないのでw、譜面にしました。
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8分音符の連打の中に16分音符の連打が入ります。
譜面では規則的に入れていますが、動画の3番目のビートのように好きなところに入れることが出来れば完璧です。

最後は、自分のやっているtakrockers!!というバンドの曲で、「ultimate unlimited stroke」の、一部分。
タムを使ったリニアのビートから、緩急をつけた連打のビートになります。
最後は、リフのリズムに合わせて音符を埋め、歌へ戻ります。
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足が忙しく動くので力が入りますが、
アップダウンを使うと、粒立ちの良い連打が叩けるので、
こういったフレーズを作るのに重宝します。

是非、チャレンジしてみてください!

両足のアップダウンを使ったコンビネーション

前回と同じ「UUDD」の足順を使って、手足のコンビネーションを演奏します。
フレーズはよくある手4つ足4つのコンビネーション。
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手順は「RLRL」足順も「RLRL」で、最後だけシンバルへ行くために足が5連打になります。
遅いテンポなら、ダウンを2回続けて、速いテンポなら手の時と同じく、フル→ダウンとなります。
このあたりは感覚なので、自分ではあまり使い分けている意識はありません。

動画では、BPM=160~320までやっています。
アップダウンを使った方が、力で踏み込みにいかない分、
速いフレーズでも粒立ちが良く、フレーズにまとまり感が出ますね。

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両足のアップダウンを使ったグルーヴ

両足のアップダウンにおいて、最も有効かつ実用的なフレーズのひとつ「UUDD」
これを用いたグルーヴを紹介します。
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基本の形はコレ↑
それを変形させて↓
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この形で使います。
一拍半のフレーズです。

一拍半フレーズを使って2小節のエクササイズパターンを作りました。
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右足から始まり、繰り返すと今度は左足からスタートします。
この「左足スタート」というのが、ツーバス、ツインペダルにおいてとても重要で、
こういった練習をしておかないと、左右のリズムや音を均等に叩くことは難しいです。

さて、表題にあるグルーヴですが、動画で叩いている譜面は↓
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エクササイズフレーズからスタートし、その後、一拍半フレーズへ、
途中フィルを挟み、今度は二拍半のフレーズ(5のポリリズム)に移行します。
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一拍半も二拍半もポリリズムになっているので、
4/4のビートを見失わないように、手で叩いているどこの音が、
足のどこに重なるかを確認しながら練習しましょう。

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余談ですが、MeshuggahというバンドのBleedという曲のビートを参考にしましたので、
気になる方は是非そちらもチェックしてみてください。