スネアは叩く場所によってサウンドが変化します。
しかし、太鼓としては真ん中を叩くのが基本!
何事も型を崩すのは、型(基本)を知ってからだと思います。
今回は、真ん中と端でどうサウンドが変化するかを確かめてみましょう。
- 叩く場所によるサウンドの違い
音を聞けば違いは明白。真ん中を叩いた音は「タンッ」、
端を叩いた音は「コーン」という金属音が多めです。
- 波形を見てみよう
叩いた音を視覚的に表してみました。
聴感上音量は同じくらいに聞こえますが、真ん中を叩いた音の方が大きいです。
対して、端を叩いた音は金属的な余韻が長く鳴っています。
実はこの音、エンジニア的にはあまりよろしくなく、
・真ん中を叩かないので楽器の芯の部分の音が鳴っていない → 音が小さい
・金属的な余韻が長く、他の音をマスキングしてしまう。
・余韻が他のマイクに被る
と、あまり良いことがありません。
曲の一部など、あくまで副次的に使うのが良いと私は思います。
ロックやポップスでは、多くの曲でバックビートを叩きます。
そこで説得力のあるスネアサウンドを出せないと、曲が台無しになってしまいます。
まずは、太鼓のど真ん中を安定して叩けるようになりましょう!