モーラーストロークは、速く叩いたり強く叩いたりする他に、
タイムやリズムをキープしやすくする特長があります。
今回は、ビートやフィルを実演しつつ、その仕組みを解説したいと思います。
- ex1) 腕の振りを意識しながらビートを叩く
8ビートを叩きます。ハイハットの刻みは2のモーラー、バックビートは
4分音符に合わせて腕を振ります。
両手が重なる2,4拍目の動きを特に意識しましょう。
片手16ビートやシャッフルでも同じように叩くことができます。
- ex2) ポリモーラー
次は違う単位で腕を振っていきます。
右手は8分音符で2のモーラー、左手は16分音符で3のモーラーです。
右の譜面は、3のモーラーの一つを足に置き換えたもの。
私はこういった手順を、ポリリズム+モーラーでポリモーラーと呼んでいます。
モーラーストロークは腕の振りで大きなリズムを。コンビネーションストロークで
細かい音符を同時に感じることができます。
これがドラムを演奏する時のタイムやリズムキープにとても役立ちます。
以前、Dave Wecklもそのような事を言っていた記憶があります。(インタビューだったかDVDだったか… 失念してしまったのでご存知の方がいましたら教えていただけると嬉しいです。)
ぜひ、腕の振りを意識しながら演奏してみてください。もしかしたら世界が変わるかも知れませんよ?