ドラムはアコースティックな楽器です。
叩き方やミュートなどの工夫で、様々な表現ができます。
今回紹介するのも、そんな工夫の一つ。
楽器や録音技術の進歩で、今では使われない方法ですが、
一周回って逆に新鮮かも…?
- ex) バックビートにバスドラムを重ねる
それだけ。
一説によると、まだシェルも薄く、録音技術も今ほど高くなかった時代に
迫力あるビートを聞かせるため、バックビートと一緒にバスドラムを踏んだと
言われています。
私は叩いた本人に聞いたワケではないので真偽のほどはわかりません…
こういった、よもやま話は他にもあります。
例えば、JAZZの4ビートを叩くとき、4分音符でバスドラムを軽く踏む
フェザリングという演奏があります。
これは、アタックの少ないウッドベースの音の輪郭を補足するために
やっていたと言われています。
今の技術では入れる必要のないサウンドかも知れませんが、
入れた時と入れないときではビートの雰囲気が変わってきます。
古き良き時代のテクニックを、あえて使ってみるのも面白いと思いますよ!