気持ちの良いビートは、自然な動きから生まれます。
しかし、フレーズによっては手足を別々のタイミングで動かさねばならず、
訓練しないと自然な動きで叩けるようにはなりません。
そこで、今回は身体を思い通りに動かすための練習法を紹介します。
- ex1) 思いつくパターンを全て試してみる
手の8ビートに対して、足の8分音符を入れていきます。(譜面の1~8の場所)
思いつく限りのパターンを練習してみましょう。いくつビートが作れますか?
ちなみに、まったく入れないパターンを含むと、256通りあります。
- ex2) 動かすパートを変える
今度は、シンバルの刻みパターンを変えます。
表アクセントや裏アクセント、16分音符など、知っているパターンを
組み合わせていきましょう。
タイトルの「A to Z」は、一から十、つまり全てという意味です。
文字通り、全ての可能性に対して練習していきます。
中には、動きが不自然になったり、音楽的でないパターンも出てくるでしょう。
それを無視するのか、練習して使える場面を探していくのか、叩き手のセンスが問われます。
この練習をすると、ドラムを演奏する上で必要な動きが多く身に付きます。
演奏や表現の幅を広げるのに、きっと役立つはずです!