9月10月とモーラー奏法の概要を書きましたが、
実際の演奏で使うためには、今まで使っていたテクニックを
モーラーに変換していく練習が必要です。(今まで練習したテクニックが
モーラーの習得を阻害する可能性があるためです。このあたりもそのうち解説したいと思います) 続きを読む
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ダブルストローク(オープンロール) 2
ダブルストローク(オープンロール)を習得する上で、
押さえておいた方が良いポイントがいくつかありますので紹介します。
まず、「オープンロール」についてですが、
スティックを打面に押し付けるようにダブルストロークをすると、
音がつぶれてしまい、「オープン」なサウンドにはなりません。
必ず、バウンドをコントロールし、
シングルストロークロールと同じように「オープン」なサウンドを目指しましょう。
① 1モーションで2発叩く
腕の振り1回に対して、2つ音が出るのでダブルストロークと言います。
シングルストロークで叩いているときと同じ腕の振りで、
倍の数の音が出ていることを意識しましょう。
a) 1打目はフルストロークの要領で、ハイポジションからストロークしますが、
ヒットする時、手首を返さずに下方向へスティックを放り投げるように叩きます。
b) 跳ね返ったスティックを握るように、指を閉じることで2打目を叩きます。
ダウンストロークと同じで、素早く指を閉じることで強い音を出します。
② ダブルストロークを連続させる
2打目を叩き終えた時に、スティックがローポジションにいたのでは、
次を叩くときにスティックを振り上げる動作が必要になるため、スピードを上げることが出来ません。
そういったロスを減らし、ロールのスピードを上げるために、
2打目を叩くときに、「腕を引く」意識を持ちましょう。
つまり、叩き始めるホームポジション(待機位置)を、スティックを振り上げた位置に定め、
ダブルを叩いたら、そこまで戻ってくるイメージを持つと良いでしょう。
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ダブルストローク(オープンロール) 1
一般的にロールにはオープンとクローズの2種類あり、
オープンは、ダブルストロークなど音数が明確なもの、
対してクローズは、バズなど数が明確でないもの、と分けることが出来ます。
ここではオープンロール(ダブルストローク)のエクササイズを紹介します。
1、The Long Roll
まずはダブルストローク。
奏法は様々で、指を使ったり手首を使ったり捻ったりと、沢山ありますが、
自分のやりやすい奏法で、しっかり2打とも音が出せるようになりましょう。
ex 1)
(クリックで譜面表示、以下同様)
ダブルストロークを各手順で行います。
メトロノームを鳴らし、頭拍をしっかり感じながら練習しましょう。
2つめ、4つめはダブルが拍をまたぐので、より注意が必要です。
2、5 Stroke Roll
ex 2)
3連符にアクセントをつけたシングルストロークと、
ノーアクセントをダブルにした5stRollを交互に叩きます。
腕の振り(動き)が、どちらのフレーズを叩いても同じように動くことを確認しましょう。
3、7 Stroke Roll
ex 3)
5stRollの時と同じ練習を7stRollでも行います。
ダブルを入れても入れなくても腕の振りが変わらないように注意しましょう。
体の動きが変わらない=グルーヴが同じ、ということです。
※片手で2打叩き、2打ともコントロールするということ
ダブルストロークで大事なことは2打ともしっかり音を鳴らして、ロールに聞かせることです。
以下の譜面を練習して、2打ともコントロールする意識を持ちましょう。
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