モーラーで叩くルーディメンツ1 ~ダブルストローク~

9月10月とモーラー奏法の概要を書きましたが、
実際の演奏で使うためには、今まで使っていたテクニックを
モーラーに変換していく練習が必要です。(今まで練習したテクニックが
モーラーの習得を阻害する可能性があるためです。このあたりもそのうち解説したいと思います)

今回はダブルストロークを例に、
以前解説した方法との違いを、やってみます。
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グラッドストーン奏法におけるダブルストロークは以前解説した通り、
ホームポジションをハイポジションに定めて叩きます。
一方、モーラー奏法は、アクセントストロークとアップストロークの2連打を、
使います。
一見してわかる両者の違いは「腕の振り」です。
グラッドストーン奏法は、主に肘から先を縦方向に、
モーラー奏法は腕全体を大きく回すように動かします。

ex1)では、グラッドストーン奏法でのダブルストローク。
ex2)ではモーラー奏法。
ex3)では、そのふたつを交互にやっています。(違いがわかりやすいように
少し大げさに腕を動かしています)

【応用編】
ex4) 以下の譜面を叩きます。
double
以前解説したモーラーコンビネーションストロークの中でダブルストロークを叩きます。
腕の振りが、常に一定であることを意識すると良いです。

スピード速くしていくと、もちろんモーションは小さくなっていきますが、
個人的には、モーラー奏法を使った方が、
腕全体を大きく振る分、疲労が軽減される感じがします。

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