アップダウン奏法

ここまで、左右の連打に関して、その奏法を紹介しましたが、
結局のところ、足首のスナップの精度というのが、上手くできるかどうかのポイントになります。

つまり、足首のスナップが思い通りにコントロールできればできるほど、
速くも踏めるし、強くも踏めるし、コントロールもきくようになるということです。
足首をスナップさせるときに使う筋力を鍛えるには、ヒールダウンでの練習が効果的ですし、
ここで紹介する、アップダウンテクニックを練習することによって、足首の感覚や柔軟性、
可動域を広げることができます。

足で、アップ、ダウンの2種類の奏法を使うことにより、
手と同じく、音に強弱をつけることができます。
それにより、多様なフレージングの作成、ダイナミクスなどの表現、
より高い確実性などが身につきます。

・アップ奏法
ヒールダウンの状態から、つま先を使いペダルを踏み(打面をヒット)、
ビーターを打面に押し付けた状態を維持するように、つま先を軸にカカトを上げます。
ヒールダウン」の項で紹介した、アップヒールと同じ動きとなります。

・タップ奏法
ヒールダウンの状態から、つま先でペダルを踏み弱くタップします。
主に、ダウンからアップへのつなぎとして使われます。

・ダウン奏法
最初に紹介したフルフットの動きです。
オープン、クローズの2種類があるのも同じです。
フレーズやスピードなどで2種類の踏み方を使い分けます。
3st(スリーストローク)を例にやってみましょう。譜面と動画をご覧ください。

Rは右足、Lは左足、Dはダウン、Tはタップ、Uはアップです。

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