Dying to survive

今年の1月11日に発売された、G5 ProjectのG5 2013
その中でも、特にドラムが複雑なDying to surviveという曲を演奏してみました。

曲中のテクニックはこのサイトでも紹介しているものをベースに演奏していますので、
いくつかピックアップして解説してみたいと思います。

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1:06~
dts01
1拍目の足は「両足のアップダウンを使ったグルーヴ」で紹介した、UUDDのパターンに、
連打が続きます。最後の一発は左足と左手のシンバルで左半身の動きを合わせました。
そうすることで、縦のラインをしっかり合わせることができます。

1:15~
dts02
かなりトリッキーなフレーズです。ギターのリフに合わせた1小節のビートですが、
右手は付点8分でエフェクトシンバルを叩いています。
原曲もこれに近い感じのフレーズでしたが、どうせなら、と、
4小節まるっとポリリズムしてみました。
こういったフレーズは慌てず騒がず、縦のラインをしっかり見極めることが大事です。
どこで重なるか、どの音符の間に入ってくるかをちゃんと把握しないと事故が起きます。
ちなみに、このセクションはクッて入っているので、その16分クッたところから付点8分で叩いています。
こういったポリリズム的なフレーズは小節の頭からではなく、16分や8分音符一つなど、
ちょっとずらして始めることでよりトリッキーで複雑に聞こえるフレーズとなります。
僕の大好きなVinnie Colaiutaが得意なリックです。

2:03~
dts03
6連のコンビネーションです。
譜面で見ると複雑そうですが、ルーディメントのSix stroke rollのダブルの部分を
足のシングルに置き換えたものです。足順はUUDD。
かなりのスピードで演奏できる上、ここからキックとシンバルに繋げられるので使いやすいです。
アップダウンを練習している方に是非オススメしたいテクニック。

3:43~
dts04
ここから6/8拍子になります。
原曲ではタムがドコドコ鳴っていますが、それに加えて、
左足のハイハットでオスティナートをとってみました。
ドラムにおけるオスティナートとは、ある一定のフレーズを繰り返し演奏し、
その上で別のフレーズやリズムを叩いていきます。ラテンのクラーベなどが有名ですね。
1:15~のポリリズムでも書きましたが、縦のラインをしっかり把握することが大事です。

 

こんな感じで、動画の聞き所を紹介してみました。
その他のフレーズも基本的なものや、よく耳にするフレーズが多いと思いますが、
曲が速いので、まずそのスピードで叩けるようになること、
そして、速く叩いてもある程度の粒立ちや音量は出すこと、
そのあたりが凄く大事だなぁと演奏して思いました。
最初から最後までフィルインのような曲ですが、サビの部分に当たるであろう
1:53~のセクションでは、今までの縦ノリのリフの感じから、
メロディの流れる感じに変わるので、
そのあたりの体の動きが難しく、リズムをつかむのに苦労しました。
それは今後の課題ということでひとつ。。。

上の動画では、がっつりエフェクトが掛かってて、粒立ちも音量もわからんw
ということで、録りっぱなしの音も公開しました。
EQもコンプも何もかけていない、マイクで録ったそのままを原曲に重ねただけの動画です。
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