スティックがバウンドする感覚を意識しながら叩く

・握り方(グリップ)についての注意点
最初に、人差し指の第一関節と第二関節の間(中節)と親指でスティックをつまみます。
この時、スティックのバランスポイントと呼ばれる場所をつまみましょう。(スティックに
加速をかけずに落としたとき、一番大きく跳ね返ってくる支点の位置)

次に、人差し指と親指の間に隙間を作らないように握りこみます。
スティックをバウンドさせた時に左右に逃げていかないようにするためです。
あとは、中指、薬指、小指を順番にスティックに添えていきます。

・バウンドを感じながら叩き、それをコントロールする
グリップが完成したら実際に叩いてみましょう。
この時、親指を上に向けるフレンチグリップにすると、
より、スティックの軌道がコントロールしやすいでしょう。

打面を叩くとスティックが跳ね返ってきます。
ここで手を握りこんだ(指を閉じた)ままでは、スティックのグリップエンドが当たってしまい、
スティックの動きが止まってしまいます。スティックの動きに合わせるように指を開きましょう。
始めのうちは強めにストロークし、指を開く動きは素早く大げさな感じでやると、
動きが理解しやすいと思います。

動きに慣れたら支点をできるだけ動かさないように、
スティックの動きと指の開閉が一体となるようにして、動作を小さくしていけば、
かなりのスピードで叩けるようになるはずです。

上手く出来ないときはココをチェック!
・支点をバランスポイントで作れているか?また、叩いたときに支点が動いていないか?
・グリップに隙間が出来てしまい、ストロークが前後左右にブレていないか?

ここでのコツは、支点を動かさないスティックと指を連動させること!

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スティックをバウンドさせる感覚を身につける

(できれば用意したいもの)
・ハネ返りの強い練習パッド
FrogPad(白ゴム)、HQ、VATER、VicFirthなど。

・太く重く長いスティック
マーチング用のものなど。 動画ではVicFirthのラルフ・ハーディマンモデルを使っています。

【理由】
ハネ返りの強いパッドはそれだけ打面の反発力を手で感じ取ることが出来、
重いスティックは、腕力で振り回しづらいため(力でスティックの自然な動きを妨げてしまうのを防ぐ)、
自然なストロークを理解しやすいでしょう。

・スティックはハネ返る
スティックに加速をかけず打面に落とすとハネ返ります。
まぁ、当たり前ですよね?

・スティックを弾ませる
手の甲を上向きに構え、親指と人差し指の間にスティックを乗せます。
そのまま、ボールをつく様に、スティックを弾ませます。
きれいに弾ませることが出来ればバウンドと指の動きの関係性が分かると思います。

ここまでで、上手く出来ない人はココをチェック!
・叩いたときの支点が上下左右にブレていないか
・打面と支点に大きな高低差がないか

それでも上手くいかなければ、逆の手にスティックを乗せてついてみましょう。
強めにゆっくり叩くことがコツです!

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