連続したストローク

基本となる4種類のストロークを解説しましたが、これだけではフレーズは叩けません。
ストロークの連続性を学びましょう。

それぞれ4つのストロークには、始点と終点が2種類ずつ(ハイポジション、ローポジション)あります。

フルストロークは、ハイポジションから始まりハイポジションで終わる。
ダウンストロークは、ハイポジションから始まりローポジションで終わる。
タップストロークは、ローポジションから始まりローポジションで終わる。
アップストロークは、ローポジションから始まりハイポジションで終わる。

つまり、ハイポジションで終わる(フル、アップ)ストロークの次には、
ローポジションで始まる(タップ、アップ)ストロークは叩けないということです。
逆もまた然り。
(ローポジションで終わるストロークの次には、ハイポジションで始まるストロークは叩けない)

これらを踏まえて、以下の譜面を叩いてみましょう。
A~Pまでの各フレーズを1拍として、2小節ずつ順番に叩きます。
フレーズの下に書いてある記号は、F=フル、D=ダウン、T=タップ、U=アップです。

この練習のキモは、カッコ内に表記された記号です。
例えば、AからBへ移るときに、本来なら一番最後の左手はTですが、
次のフレーズの最初の左手がDなので、ストロークをUに変えて、
スティックをハイポジションまで持っていく必要があります。

普段何気なく出来ていることかもしれませんが、このストロークセオリーを
頭で理解しているのとしていないのとでは雲泥の差がありますので、
始めは、ゆっくり考えながら練習しましょう。
また、速いフレーズが叩けないとか、タムを絡めたフレーズが上手く叩けない時などは、
このセオリーを思い出してみると、思いのほか上手にできたりしますので、
普段から練習して、意識しても無意識でも出来るようにしておきましょう。

同じ要領で3連符にもチャレンジしてみましょう。

気をつける所は16分音符の時と同じですが、
1拍目と2拍目で手順が入れ替わるので、難易度高いです。
始めはゆっくり、出来るテンポで考えながら練習しましょう。

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