両足のアップダウン 3st活用法

両足のアップダウンテクニック(Heel&Toe)は、
両手のストロークセオリーをそのまま適用できるので、発展性に優れます。
アップやダウンを組み合わせてフレーズも作れるし、連打も出来ます。

今回は、3st(スリーストローク)を使い、ビートやソロなど、実際の演奏でどう使うのかを
実演を交え解説したいと思います。

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まず、3stですが、
3st_01
足順、ストロークはこんな感じ。
R=右足、L=左足
D=ダウン、U=アップ、T=タップ
動画の冒頭でゆっくりやっていますのでストロークを確認してみてください。

次はビート、
足の3stに単純な8ビートを乗っけていて、
4小節ごとに右手の刻みを変えています。
3st_02
これ以外にも思いついたものがあれば練習してみましょう。
それぞれ、手と足が重なる縦のラインをそろえることを意識して練習すると良いです。

次にやっているのは、オスティナートソロ的なフレーズ。
足の3stは変えずに、両手でフレージングしていきます。
まずは、最初にやっている16分音符のシングルストロークを
バッチリ3stに合わせていく所から。
足が安定したら徐々に遊びを入れていきましょう。

その後演奏しているのは高速バスフレーズ。
BPM=200でドンドコドンドコ。
このフレーズを右足リードでやろうとすると、「R RLR RL」となり、
片足に大きな負担が掛かります。
動画でも説明していますが、足順をオルタネート(左右交互)にすることにより、
足の負担を分散させ、高速なフレーズを可能にしています。

これは、特にアップダウンテクニックの大きな利点で、
こういったショートフレーズを同じセオリーで叩くことが出来ます。
どういうことかと言うと、ドンドコドンドコに限らず、違ったフレーズも
アップやダウンを組み合わせることで作れるのです。
最初に両手のセオリーがそのまま適用できるし、発展性に優れると説明しましたが、
つまり、「両手で出来ることは両足でも出来る」ということなのです。

それを地で行って有名なのはThomas Lang(トーマス・ラング)でしょうか。
Creative ControlCreative Coordination & Advanced Foot Techniqueの2本のDVDが
出ていますが、どちらもオススメです。
日本版なら譜面も対訳もありますが、お手本演奏が速いので集中していないと見過ごしますw

自分はさすがにこの域にまでは達していませんがw
足の使い方等は大変参考にさせていただきました。

最後は、takrockers!!の曲で今回の3stをそのままビートに使った
「洗濯屋みっちゃん」という曲のアウトロ部分。
3st_03
譜面にすると細かいですが、3stをお手本のごとくそのまま使っています。
大事なのは、3stを単なる練習パターンにせず、
曲の流れの中で使えるようにすることです。せっかく練習したパターンも
演奏に使えなかったら、全く意味がないので、
新しく練習したテクニックなどは積極的に使うようにしましょう。

毎回、takrockers!!の曲を題材にテクニックを解説していますが、
実は、曲をレコーディングする際、その時期に練習していたことを
ドラムに取り入れています。ある意味、自分のバンドで実験している感じでしょうか?w
でもそのお陰で、自分のテクニックがブラッシュアップされ、使えるものと使えないものが
見えてくる気がしています。

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