ツーバス、ツインペダル踏み方いろいろ

当サイトでは、両足のテクニックはアップダウン奏法を使い、
さまざまなフレーズやリズムを紹介しています。

ですが、最近は両足のテクニックも沢山の踏み方が紹介され、
多くのドラマーが研究実践しています。
今回は、いくつかの代表的な踏み方と、僕自身がやってみた所感を
書いていこうと思います。

ちなみに、僕自身は、フラットフットとアップダウンをメインに使っているので、
その他の踏み方は練習して感じたことなんかを書いていきます。

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まずは、ダブルストローク。
目下、一番練習している奏法ですw
手と同じようにさまざまなフレーズに発展させることができます。
速いメタルビートのようにスネアを裏で打つと、ちょうど左手のスネアと
左足のダブルが噛み合うので、エクストリームメタル系のドラマーが
最近よく使うイメージです。元ドラゴンフォースのDave Mackintoshや、
UnearthのドラマーNick Pierceが使っていて、特にNickは自身のyoutubeチャンネルで
丁寧に解説していますので必見です。しかもトラディッショナルグリップ!

次は、スイベル(swivel)テクニック。
カカトを左右に振りながら踏むのが特徴です。
やってみて僕が思ったのは、フラットフットでやる動きの負担を軽くするために
足を振って力を逃がしている状態。また完全な上下動だと、物理的に力が0になるポイントが
発生するため、それを回避するために円運動(8の字)に近い動きになっていると思われます。
このテクニックを使うことで特に有名なのが、NileのドラマーGeorge Kollias。
しかし、本人がクリニックで言っていましたが、速く踏むために一番良い踏み方や、
足の置く位置を探していたらそういう動きになったらしく、意図的にカカトを振っているのでは
ないそうです。実際、彼のプレイを見てもスイベルしてるのは左足だけなんですよね。
あと、Dom FamularoのPedal Controlという教則本に2ページほどHeel Swiveling Motion
という項目で解説されています。CDと映像で確認できますが、正直なところ微妙…です。
ただ文章で解説されているので(英語ですが)、気になった方はチェックされてみると良いと思います。

次はアップダウン奏法。Heel&Toeと言い換えても良いと思います。
手のストロークセオリーがそのまま足に応用できるので、一番汎用性が高いです。
スピードを上げるのはなかなか難しいですが、さまざまなフレーズに対応できます。
この奏法で参考になるのはThomas Langなんですが、アップダウンをメインで使うわけではないし、そもそも本人は基本ヒールダウンで全て踏むと言っていたので、なんとも言えませんw
その他、Steve SmithのDrum Set Technique/History of the U.S. BeatというDVDで丁寧に
解説されています。

最後は、フラットフットと呼ばれるテクニック。
アンクルストロークとも呼ばれ、足首のスナップでペダルを踏みます。
ヒザやモモなど、足を大きく動かす必要が無いため速く踏めます。
動画の中で速く踏んでいるところがフラットフットです。(ゆっくり踏んでいるところは
フルフット:足全体で踏んでいます)

 

今回4種類の奏法を紹介しました。
それぞれ、得意分野が違う奏法なので、自分のプレイスタイルや
体に合う奏法をチョイスしてもらえれば良いと思います。
大事なことは、どんな踏み方をするかではなく、どんなプレイや音楽をするかなので、
いくら練習しても思ったように踏めないときは、別の踏み方をチャレンジするのも
ひとつの道だと思います。

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