ドラムセットは、シンバルやタムなど様々な硬さの打面を叩くことになります。スネアや練習パッドでダブルストロークの練習をしていても、タムでダブルを叩く感覚は全くと言っていいほど別物です。
そんなワケで今回は、タムでダブルを叩く時のコツを紹介します。
- ex) 初速と引き
タムでダブルを叩く時、力任せに叩いても2連打できますが、スピードと効率を考えるなら初速と引きが大事。
初速は1発目のショットスピード。これがないと反発の弱いタムの打面では思うようにスティックがバウンドしません。
引きは2発目のストローク。少ないストローク幅を指や手首の引きで補います。
スネアのダブルはフレーズ間を埋めるロールの様な使い方をしますが、タムのダブルでそれをやると、音の粒(アタック)が全く聞こえなくなるので、フレーズを叩く時は強く叩くことが多いです。ルーディメンツをドラムセットに取り入れる際、ダブルをタムで叩けば一気にフレーズの幅が広がります。