ここまでいくつか奏法を紹介しましたが、その奏法の精度を上げ、より自由に足を動かすためには
どういったトレーニングが必要なのかを紹介します。
一言で言ってしまうなら「手と同じ」なのですが、
ビーターが打面に当たってハネ返ってくるバウンドをコントロールし、
ハンドテクニックで紹介したフルストロークをバスドラムで行います。
《STEP 1》
まずはヒールダウンで一発踏みましょう。
踏んだらすぐに、戻ってくるプレートの動きを邪魔しないように、足(つま先)を離します。
《STEP 2》
すぐに離していた足の動きをコントロールし、プレートと足の動きを一体化させます。
ボールを弾ませる動きと同じ動きです。
《STEP 3》
《STEP 2》の動きをヒールアップの状態で行います。
足首のスナップを使いましょう。この動きは、手のフルストロークでやった指の動きと
同じ考え方です。
以上の手順(主に《STEP 1》)を、ペダルのスプリングを外して行うと、
打面でバウンドさせる感覚が分かりやすいと思います。
それが連続してできれば完璧ですが、一発一発でもできるようになれば、
あとはペダルのスプリングが動きを補助してくれるので、
バウンドさせるということがどういうことなのか理解できると思います。