以前、通っていたスクールで、「曲の一番最初の音がずれる」と言われたことがあります。
自覚はなかったのですが、録音した演奏を聞くと、確かにずれている…。
入りがずれてしまうと、ビートを戻すのにリズムが揺れてしまう。
そうなると、一緒にプレイしているプレイヤーは困惑するし、良い演奏にはなりません。
今回は、「曲への入り」に焦点を当てて
いくつか役立ちそうなtipsを紹介します。
- ex1) 音の合わせ方
まずはテンポに対して、音を正確に合わせるエクササイズ。
Oneという点を狙うのではなく、動きで合わせていくのがコツです。
具体的には、Fourのカウントと同時にスティックを振り上げて、Oneでヒット。このように、毎回同じタイミングで同じ振り幅を維持すれば
正確にリズムを合わせることができます。《補足》
叩きたいビートやスピードに合わせて、振り上げるタイミングを変えましょう。
Fourの8分ウラ、さらに16分ウラなど、自分の叩きやすいタイミングに調節します。
バウンスしたビートのときは3連符の意識を忘れずに。 - ex2) 呼吸で合わせる
ex1)と合わせて是非試してもらいたいのが呼吸。
スティックを振り上げるタイミングで息を吸い、ヒットする瞬間に止める。
これだけでも、正確なOneを叩くのには効果的です。
- ex3) 体の準備
入りを合わせられるようになっても、その後が続かなければ意味がありません。
次は、出だしから100%の演奏をするためのtipsです。
叩きたいビートやフレーズの雰囲気、テンポ等、十二分にイメージしてから
演奏しましょう。ビートを歌ってみたり、体でノッてみたりするとGood!
- ex4) カウントを工夫する
ただ漠然と4分音符を刻むだけでは、曲のリズムが体に入ってきません。
演奏したいフレーズにあわせてカウントを工夫してみましょう。
まとめ
出だしの一発目ってすごく大事!
最初の一音がうまく入らないと、後のリズムも続きません。
ちなみに、私がライブなどでいつも心がけているのは、
「自分が出された時に入りやすいカウント」です。
音を出す前に、叩きたいフレーズやサウンドをしっかりイメージすることが
良い演奏の第一歩だと思います。