気持ちよく演奏したプレイを、後から聞いてみて「アレッ!?イマイチだな…」と
思ったことはありませんか?
それは、聞く音と自分が演奏する音の、感覚のズレが原因です。
今回は、そういった失敗を減らすために、
演奏中周りの音をどう聞くと良いか、私の持論を紹介します。
- 周りの音を聞き過ぎるのも良くない
もちろん、一緒に演奏しているプレイヤーの音を良く聞くことは大事です。
ですが、耳から入ってくる音に集中してしまうと、聞いて考えて手を動かす間に
相手の演奏との間にラグが生じてしまいます。そこで…
- 俯瞰して聞く
相手の音だけでなく、相手と自分の出している音を
ミックスして聞く意識を持ちましょう。
同期演奏やレコーディングなどで聞くクリック(メトロノーム)も同じ。
私の場合、等間隔で鳴っているクリックを聞きながら、
次に鳴る場所を予測し、そこに音を乗っけるイメージで演奏します。
他には、クリックと自分の演奏を並走させるイメージで叩いている、という
ドラマーもいます。
やはり、音 “楽” を演奏する以上、自分も周りも聞き手も
楽しくなるような演奏が良いですね。
そのためには、全体の音を良く聞いて、一体感のある演奏を
心がけることが、何より大切だと思います!