ほとんどのドラマーは練習にメトロノームを使うと思います。昨今のレコーディング現場でも、ほぼ100%メトロノームに合わせて演奏するので、毛嫌いせず仲良くしたいですね。
今回は、レベル別にメトロノームの活用方法を紹介します。
- Level 1) 4分音符
最もポピュラーなメトロノームの鳴らし方です。均等な4分音符のパルスを感じましょう。メトロノームを耳で聞くのではなく、音に乗っかったり、並走するイメージで叩くと、遅れずに演奏することができます。
- Level 2) 16分音符
4分音符に合わせられるようになったら、今度は細かい音符を鳴らします。細部まで正確に叩くには必要な練習です。リズムキープにも役立ちます。
- Level 3) 8分ウラなど
8分音符のウラや、16分音符のウラなどでメトロノームを鳴らします。拍の頭に音が鳴らないので、自分でリズムを取る必要があります。他にも16分音符の2コめや、3連符のウラなど、考えられるパターンは全て試してみましょう。
- Level 4) 1小節
Level 2) とは逆に、間を大きく空けてメトロノームを鳴らします。なるべく大きいスパンでリズムをとらえるのがコツです。「1小節鳴らして1小節休み」「2小節に1音だけ」など、バリエーションを増やすとさらに効果的。この練習は特にタイムキープに役立ちます。
「メトロノーム」と聞くだけで苦手意識を持つ方がいるかも知れませんが、自分のドラムをランクアップさせるためには最も頼りになる相棒だと思います。
「合わせなきゃ…」と考えるより、「一緒に演奏しよう」という意識があると上手くいきますよ!ぜひメトロノームと仲良くなってください。